セーフラインではインターネット上の違法・有害情報に関する相談を受け付けたり、自らパトロールすることによって把握した違法・有害情報に対して、サイト運営者やプロバイダ等に削除依頼を行っています。こうしたセーフラインの活動の実績について、2015年分の統計を以下のとおりまとめました。
2015年
通報受領・パトロール件数の内訳
2015年にセーフラインが通報を受け付けた情報の件数および自らパトロールした情報の件数の合計は39,550件でした。これらの情報を、セーフライン運用ガイドラインに基づき分類すると違法情報が6,836件、有害情報が77件、ガイドライン対象外だが特別対応したものが151件(計7,064件)でした。
項目 | 件数 | |
---|---|---|
通報受領・ パトロール総件数 |
39,550件 | |
違法情報 | 6,836件
(うち国外6,565件) |
|
有害情報 | 77件
(うち国外37件) |
|
ガイドライン 対象外 |
リベンジポルノに 準じた情報として 特別に対応した情報 |
151件
(うち国外109件) |
その他 | 32,486件 |
※2015年1月から12月までの実績
違法・有害情報内訳
2015年にセーフラインで把握した違法・有害情報は2014年と比べて大幅に増加しましたが、特に、児童ポルノ掲載サイトのパトロールを重点化したことから、児童ポルノの件数が大幅に増加しました(14年86件から15年5,466件に増加)。
※違法・有害情報総数にはガイドライン対象外だが特別に対応した情報(リベンジポルノに準じた情報)を含みます。
主要な違法情報の掲載サイトの所在地
違法・有害情報7,064件のうち、6,711件(95%)が国外サイトに掲載されており、児童ポルノやリベンジポルノについても多くが国外サイトに掲載されています。
主要な違法・有害情報の削除状況
削除を依頼した違法・有害情報6,898件のうち、5,239件(76%)の削除が実現しました。SIAが重視する児童ポルノ、リベンジポルノでは、昨年に比べて削除依頼数が大きく増加したものの、高い削除率を維持しました。
削除までに要した期間
削除された情報のうち、削除までに要した期間を見ると、児童ポルノについては、3日以内に約半数が、2週間以内に9割の情報が削除。リベンジポルノについては、3日以内に3分の2が、2週間以内に8割の情報が削除されています。
詳細は以下をご覧ください。
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セーフライン活動報告(2015 年1 月~12 月)(PDF, 324KB)
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